卒論のネタを考える#1

こんにちは 今日は卒論のネタを考えていきたいと思います。卒論!?提出までまだ1年近くあるじゃねーかって思われるかもしれませんが、春休み明けからしばしば進捗発表をしないといけないので今の内から考えていきたいと思います。今回はネタ出しなので口語的に書いていきたいと思います。

 今のところの題材

今思い浮かべている題材としては、日本企業の配当政策についてですかねー 日本企業のROEの低さが前々から話題となることが多いですが、ROEの決定要因は2つある訳で1つ目はROEの計算式(当期純利益/純資産)の分子である当期純利益、2つ目は分子である純資産です。

ROEを高めるためには一般論から言えば純利益を増やすことでROEを高めるのがメジャーなんでしょうが、日本企業にはROEの決定要因の2つめの分子に問題があるのではないかというのが私の推測です。
要は企業が安全性重視で内部留保を多くしているため、分母が大きくなりROEが下がっているのではないかと。本来、内部留保が多く(=現金預金を多く保有するこになっている)有望な投資先がなくなっている場合配当や自己株の取得で株主に還元すべきです。株主は企業に出資した資金が定期預金にぶち込まれて金利を得ることを期待している訳ではありませんので...

東証一部だけで現金/時価総額≧50%,現金/総資産≧30%の企業が100社以上存在するとからそのような傾向がみてとれると思います。(但しこれは業種ごとのさらなる分析が必要)

また、最近は外国人株主の増加で企業もROEの向上に対してプレッシャーがかかっているようですが、未だに日本企業の経営陣はWACCを意識した資金管理ができていないのではないでしょうか?

 

ここまでとりとめもなく書いてしまいましたが、とりあえずまとめると

①日本企業では安全性を重視した結果、ペイアウトが増えずその結果ROEも高まらない状況にあるのではないか。

②日本企業は現金預金の保有額が多すぎる(要検証)のでWACCを意識した資金管理ができていないのではないか。

③これらの結果国際的な市場においても日本企業の評価が低くなっているのではないか。

このような感じですかね。

 

もう少し頭の中を整理してまた次回テーマを詰めて行きたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。