倒産の研究#3

今回も雑記です。

 

1.データの収集と整理が終わりました
日経のFinancialQuest(以下FQ)というDBを使って倒産企業の倒産までの10期(会社によっては11期分)の財務データ(B/S,P/L,SS,CF)を入手し、不要な項目を削除して統一的な体裁を作成しました。普段FQなんて使わないので、抽出の仕方などで大分手間取りました... メールで対応してくださった日経のサポセンの方には感謝に堪えません。

それにしても、年代や会社の会計方針?によって財務諸表の項目の内訳を記載してあったりしてなかったりで財務諸表をコンパクトにするのに時間かかりましたね…エクセルの機能やショートカットの勉強にはなりましたが...笑

 

2.対象業種について
前回対象業種を絞りたいということを書きましたが、広義の製造業(建設、食品、繊維・紙、化学・薬品、資源・素材、機械・電機、自動車・輸送機)に絞ろうかと思います。

理由としては、

  • 倒産件数が多い
  • 財務諸表も全業種の中間的なものになりやすく勉強になる(多分,,,)
  • 2017年にタカタ(7312)が負債総額1兆円を超えて製造業としては戦後最大の経営破たんを起こしており、話題性(適時性)がある

などが挙げられます。

3.新たな問題点

倒産企業の財務データを収集していて、決算からすぐに倒産した企業(3月決算で6月倒産のようなパターン)と決算からかなり経過してから倒産した企業(3月決算で2月倒産のようなパターン)では一言で「倒産前年の財務諸表」と言っても記載してある情報の性格がかなり変わる、ということに気づきました。
もちろん倒産までの全体的な流れというのは変わらないかと思いますが、この時間的なズレはモデル作成で厄介になりそうな気がします。
どうしようかなぁ...

4.前回挙げた問題点で解決したもの

ありません。